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半島へ、ふたたび |蓮池 薫

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半島へ、ふたたび半島へ、ふたたび
蓮池 薫
新潮社 刊
発売日 2009-06




読ませていただいたことに感謝 2009-08-14
翻訳された本を以前読んでいました。「許し」がテーマの作品を蓮池さんがどんな思いで翻訳されたのかと氏の精神性の高さと知性に感銘を受けていました。

残された拉致被害者のためにも恐らく語れないことをたくさん抱えてらっしゃるのだと思います。不条理なことをたくさん受け入れながら努力を重ねてこられた氏の姿勢はすごいと思います。拉致問題が解決され、制限なしにいろんなことを語っていただける日が早く来ることを願っています。

秀逸なエッセイの一つ 2009-08-07
 拉致被害者という過酷な経験をした著者が韓国を訪れた旅行記&エッセイとのことで興味深かった。特に、著者は何冊か翻訳をしていて、2冊読んだことがあるのだが、とても日本語がこなれていて巧く、大学3年生から日本語に普通には触れていなかったと考えると、天性の才能だろうかと思い、本当に感心していたのだが、そのあたりの翻訳の仕事の背景なども書かれていてとても面白かった。詳しくは書かれていなかったが、向こうでも日本語をつかう作業をさせられて、書き直しを命じられて練り直すことがあった、とチラリと触れているので、それが修業、のようなものになったのだろうか。あとは、ご友人である翻訳家のアドバイスも適切ながら、それをちゃんと自分なりに消化して表現できるというのがさすがだなあと感じた。



 韓国ではその作家たちとも再会していて、そのときの様子も微笑ましい。韓国では本屋さんがある種、図書館代わりというのも興味深く、またその比較で、ロシアの図書館の数には圧倒されてしまう。普段、図書館には非常にお世話になっているのだが、それでもまだまだ日本は少ない・・・。



 韓国には自販機が少ない(でも代わりとなるものがある)、地下鉄にある人々が・・・、今でも終わっていない朝鮮戦争、韓国のジャンヌ・ダルクと言われる柳寛順、チャジタという妙に細い小路、ケンチャナ精神、キムチ作りの思い出、韓国のお風呂は普段シャワーなどなど観光ではない韓国の一端も垣間見える。



色々事情はあろうが北朝鮮生活には触れていません。 2009-07-22
著者の経歴と書物の題名を見て、北朝鮮の拉致生活についての詳細な記述があると思うと、あてが外れます。著者の帰国後、韓国文学の翻訳者として一人立ちするまでの努力とその後のソウル訪問ルポルタージュが中心です。

もちろん、著者の誠実な人柄は十分に読み取れますが、本の帯の惹き句「数奇な運命に弄ばれた著者、初の手記」は、北朝鮮の生活の初公開を予想させるので、適切ではありません。

著者が拉致から解放された後、日本でどんな生活を送っていたか、知りたい方はどうぞ。

生きる勇気をもらいました 2009-07-19
正直、拉致問題にはそんなに関心がなかったのですが、この本を読んで改めて、一人の人生の24年間が奪われた大変なことなんだとわかりました。



本の中では北朝鮮で自分が置かれていた立場や出来事が客観的に描かれています。その客観的な描写から著者がどれほど苦労したのか、そしてどのような気持ちだったのかがリアルに伝わってきました。絶望の中でも、懸命に生きようとする著者の姿には胸を打たれました。



また、韓国に取材に行かれた時のことが書かれていますが、短い滞在だったとは思えないほどの深い洞察力で、韓国と北朝鮮のことが巧みに比較されています。



24年間という長い月日を自由を奪われたまま過ごさなければならなかったにもかかわらず、日本の生活にいち早く適応し、翻訳家や大学講師として活躍されていると知り、私も生きる勇気をもらいました。



この本を読めば拉致問題や北朝鮮での生活がわかるのは勿論、前向きに生きる姿にパワーがもらえます。ぜひ、多くの方に読んでもらいたいと思います。

拉致帰国から7年、夢に再チャレンジする意気込みが感じられる 2009-07-11
「すべての自由を束縛されていた」「おぞましい二十四年間」それは二十四時間の8760倍のかけがいのない時間なのだ。

「鳥になって自由に南に飛んでいきたい」(朴世永作詞「イムジン河」)

 ひたすら子どものために、「帰国」という二文字を心から消し去って過ごしてきたという。

 いまだ帰国を果たせずにいる拉致被害者の人たちへの思いがつのる。早く彼らの背中に帰国への自由な翼をつけてあげたいと思う。

 本書『半島へ、ふたたび』は帰国後7年を経て「自由な生活の集大成」とも言える。翻訳という自分で選択した仕事に情熱を燃やし、韓国にも自由意志で行ってきた。人間にとって自由がどんなに大切で、ありがたいものか、日々噛みしめながらの生活をこの本にまとめている。

 それでも、いつも頭から離れないのは、まだ解決を見ない拉致問題や拉致被害者のことである。日朝関係が正常化へ向かうように、誠意を尽くしてほしいと訴えている。


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